第2話|コロナで高熱を出した夜、急に怖くなった
38歳の時でした。
コロナに感染して、
ひとりで寝込んだ夜。
高熱で苦しくて、
何日もまともに起き上がれなくて、
スマホを見る気力すらなかった。
それまでの私は、
ひとり行動も平気だったし、
誰かとずっと一緒にいたいタイプでもありませんでした。
友達と飲みに行けば楽しいし、
推し活もあるし、
仕事もある。
「結婚してなくても別によくない?」
って、
本気で思ってた。
でも、
あの夜だけは違った。
真っ暗な部屋で、
熱でぼーっとしながら、
ふと、
「あれ、
私このまま、
ひとりで死ぬのかな」
って思ったんです。
それは、
結婚したいとか、
子どもが欲しいとか、
そういう話じゃなくて。
“誰にも気づかれずに消えてしまう怖さ”
みたいなものだった。
もし今、
私がここで倒れても、
数日誰にも気づかれないかもしれない。
そんなことを考えた瞬間、
急に怖くなりました。
今まで平気だったひとりが、
急に重たく感じた。
たぶん、
あの時初めて、
私はちゃんと孤独を知ったんだと思います。
そしてその数日後、
私は結婚相談所の資料請求をしていました。
自分でも驚くくらい、
行動が早かった(笑)
でも、
あの時は必死でした。
誰かと繋がりたかった。
「このままでいい」
と思ってたはずなのに、
本当はずっと、
誰かと生きていきたかったのかもしれない。
そんなことを、
高熱の夜に初めて認めました。
